税務調査対策

医療税務を知り尽くしたプロの指導で、税務調査も安心です


税務調査は開業して数年の間にその機会が巡ってくることが多く、特に開業後の厳しい経営状態をようやく脱して利益が出てくると、税務当局もこれを見逃さず税務調査が実施されるケースが増えてきています。特に個人事業の場合、クリニックは他の業態と比べて非常に課税所得が高いことから調査対処として選定されやすく、またその指摘事項も厳しくなる傾向があります。
しかし税務調査対応は顧問税理士の知識と経験の差でその結果が大きく左右されてしまうのが現実です。医療会計税務は特殊分野であり、その道に精通した会計事務所でないと的確な対応ができず、税務調査で思いもしなかった問題が露呈し、大きなペナルティーを受けるケースもあります。 また一方で税務否認を恐れるあまり、非常に保守的な対応にとどめてしまうのも大きな問題です。税法と税務行政を正しく的確に理解したうえでその対策をとることは納税者の権利であり、厳しい経営環境を勝ち抜く上で不可欠なファクターでもあります。

税務調査の心得

税務調査に対してしっかりとした準備ができていないと、税務当局の一方的なペースで調査が展開されてしまいます。病医院の幹部と顧問税理士が同じスタンスに立って税務調査に対応していくことが大切です。

  • 1. 調査実施日はできるだけ自院の都合にあった日にしてもらうこと
  • 2. 税務調査官には必ず身分証明書の提示を求めメモをとること
  • 3. 調査目的と関係ない書類の提示を求められたら、その目的をはっきり聞くこと
  • 4. すぐに回答できないことは、後日はっきりした段階で回答するときっぱり言うこと
  • 5. カルテは必要なものだけを提示すること
  • 6. 私室に入ったり、机の引き出し等を勝手に開けることは不法であるため、しっかり断ること
  • 7. 調査終了後は、必ず顧問税理士を中心に反省会を開き、今後改善すべき事項を検討すること
税務調査のポイント
収入調査のポイントは、
1. 収入そのものに脱漏はないか
2. 収入の期間帰属は適正か

の点にあります。すなわち、収入計上のシステムが構築され的確に運営されているか、そして診療行為が終了し診療報酬請求権が発生した時点で漏れなく正しく計上されているかの点にあります。
医薬品費の調査のポイントは、
1. 架空仕入や計上ミスがないか
2. 薬品材料の中に一括経費として処理できない償却資産がないか
3. 期末の薬品材料については、棚卸金額が妥当であるか

の点にあります。税務調査で否認されないよう、決算日までに適正かつ妥当な金額で計上されているかがポイントとなります。
人件費の調査のポイントは、
1. 役員報酬が不相当に高額ではなか
2. 従業員の給与で架空の人件費はないか
3. 源泉税の納付漏れはないか

の点にあります。
一般経費の調査のポイントは、
1. 個人的経費が計上されていないか
2. 翌期以降の費用になるものが計上されていないか
3. 個人の経済的利益となるものが計上されていないか
4. 交際費、寄付金等損金算入限度額のある経費に該当しないか

の点にあります。特に個人的経費の付回しで悪質な場合、重加算税の対象となる場合があるので経費の内容を確認する必要があります。
MS法人との取引の調査のポイントは、
1. MS法人の実態があるかどうか
2. 取引の条件が通常の取引基準から大きくかけ離れていないか

の点にあります。商習慣と馴染まない、また恣意的な取引内容であれば税務否認されるため、的確な運営が不可欠です。

私たち税理士法人アフェックスは、長年にわたって培った知識と経験で税務調査に万全に対応します。安心してお任せください。

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