• 医療事業部
  • 資産税事業部
  • 企業事業部
  • アウトソーシング事業部

耳鼻咽喉科

 ますます競争が激化する中、クリニックをより発展させていくためには先生の経歴や強みを基軸として、目指す診療方針などを明確にすることが大切です。クリニックの方向性が決まれば、開業場所や設備、スタッフ数、必要資金等が具体的に見えてきます。また、求めるスタッフ像も明確になり採用や研修の指針にもなります。

 H先生の場合、「より一歩んだ専門性の高い医療を患者様に納得して受けてもらいたい」と熱い理念をお持ちです。そのため、画像を用いた分かりやすい説明ができるよう画像ファィリングシステムと電子カルテを連携することにしました。また、いびきのレーザー治療などより専門性の高い診療もスタート。スタート当初は、資金繰りに苦労したF先生ですが、HPに医療コラムなどを執筆するなど積極的なPRが功を奏し、開業1年で月平均外来患者数25人/日、単価12,000円をクリアでき、順調なスタートを切ることができました。

耳鼻咽喉科の特徴

  • 施設が比較的少ないため、診療圏が広範囲
  • 花粉症、喘息などは内科でも診療を行うなど、他科とバッティングする
  • 慢性疾患や老人患者が多い
  • 待合室や検査施設が大きく、職員数も比較的多い
  • 2~4月の花粉症、インフルエンザ流行の冬に患者数が多い
  • 都市部では、睡眠時無呼吸症候群など専門性の高いクリニックも多くある

Model Case

H耳鼻咽喉クリニック

お父様の耳鼻咽喉科を承継することになったH先生。当面の心配はありませんが、今後の事を考え自院の特色を打ち出したいとお考えです。そこで、勤務医時代の経験を活かし、睡眠時無呼吸症候群の診察をスタート。それに伴い、診療スペースを拡大、医療器械の購入をしました。

  金額単位:千円 ※テナント65坪
費用 資金調達
土地取得 0 自己資金 0
内装工事費 35,000 銀行融資 50,000
医療器機 30,000 リース 30,000
什器・備品 5,000 その他 0
開業準備金 0    
敷金 0    
運転資金 10,000    
総事業費 80,000 調達合計 80,000
経営数値 金額単位:千円
項目 開業1年目 開業2年目 開業3年目
金額 金額 金額
A 医業収入 88,432 100% 125,402 100% 158,178 100%
B  保険収入 85,900 97% 121,590 97% 154,082 97%
C  自費収入 2,532 3% 3,812 3% 4,096 3%
D 変動費(薬品・診療材料費等) 28,347 32% 40,875 33% 49,625 31%
E 粗利益(A-D) 60,085 68% 84,527 67% 108,553 69%
F  人件費(職員分) 16,039 18% 17,850 14% 23,108 15%
G 地代・家賃・駐車料 9,600 11% 9,600 8% 9,780 6%
H リース料 6,000 7% 6,000 5% 6,280 4%
I 広告宣伝費 2,480 3% 3,210 3% 2,940 2%
J 減価償却費 3,516 4% 3,265 3% 2,857 2%
K その他経費 8,540 10% 9,470 8% 10,263 6%
L 固定費合計(F~K) 46,175 52% 49,395 39% 55,228 35%
M 事業所得(E-L) 13,910 16% 35,132 28% 53,325 34%
N 所得税・住民税 5,020 6% 13,250 11% 23,620 15%
O 借入金返済額 5,000 6% 10,000 8% 10,000 6%
P 可処分所得(M+J-N-O) 7,406 8% 15,147 12% 22,562 14%

SUPPORT POINT

アフェックスのサポートポイント
経営理念・診療方針を明確にする

お父様のクリニックを承継することになったH先生。直近の心配はありませんが、今後のことを考えより専門性の高い診療をスタート。新しくなったクリニックを患者さんに知って頂けるようHPの積極活用をアドバイスしました。先生の優しい人柄が伝わるHPにより初診患者さんが目に見えて増加しています。口コミによる患者さんの紹介も増えたため、より効率的に診察ができるようスタッフ採用を増員しました。

セミナー詳細