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産婦人科

 事業計画書は、クリニック経営の将来を「資金繰り」の面から予測したものです。収入と支出を様々な条件の下で、どのように変化するかシミュレーションを重ね、最適な診療体制を導きます。金融機関を納得させる事業計画を作成できれば、有利な条件で借入ができます。特に、収入の根拠となる診療圏分析は「返済能力」を評価する上で重要なものです。さらに、先生の自信や経営方針など自院の特徴をアピールできれば評価が高まります。

 G先生の場合、精緻な事業計画書と先生のやる気が高く評価され、金利0.5%という好条件で借入ができました。事業承継後、事業計画書と現実とのギャップを埋めるよう改善努力したところ、開業1年で、入院平均患者数14人/月、月平均外来患者数30人/日を安定的に確保でき、順調な事業承継ができました。3年目には法人化し、相続対策にも取り組んでいます。

産婦人科の特徴

  • 外来患者数は比較的少なく、初診が多い
  • 自費収入割合が50%ぐらいと高い
  • 開業場所が極めて大切
  • 不妊治療、更年期障害、メディカルエステなど特殊外来の増加
  • 薬品をあまり使用しないため、薬品比率が低い

Model Case

G産婦人科クリニック

代々地域で親しまれているG産婦人科。「より安全な環境のもと、安心して出産できるようサポートしたい」と長年にわたって地域医療に貢献してきました。少子化が進み、より快適な出産が求められる中、大学病院の勤務を終え、クリニックを継ぐことになったご子息のために3億円かけてリニューアルすることにしました。

  金額単位:千円 ※戸建て200坪
費用 資金調達
土地取得 0 自己資金 0
内装工事費 200,000 銀行融資 300,000
医療器機 80,000 リース 24,000
什器・備品 15,000 その他 0
開業準備金 5,000    
敷金 0    
運転資金 24,000    
総事業費 324,000 調達合計 324,000
経営数値 金額単位:千円
項目 開業1年目 開業2年目 開業3年目
金額 金額 金額
A 医業収入 227,482 100% 286,398 100%    
B  保険収入 58,793 26% 64,682 23%    
C  自費収入 168,689 74% 221,716 77%    
D 変動費(薬品・診療材料費等) 13,674 6% 19,475 7%    
E 粗利益(A-D) 213,808 94% 266,923 93%    
F  人件費(職員分) 102,518 45% 129,043 45%    
G 地代・家賃・駐車料 6,000 3% 6,000 2%    
H リース料 4,800 2% 4,800 2%    
I 広告宣伝費 6,848 3% 7,238 3%    
J 減価償却費 18,567 8% 16,246 6%    
K その他経費 38,724 17% 40,152 14%    
L 固定費合計(F~K) 177,457 78% 203,479 71%    
M 事業所得(E-L) 36,351 16% 63,444 22%    
N 所得税・住民税 12,085 5% 29,136 10%    
O 借入金返済額 20,000 9% 20,000 7%    
P 可処分所得(M+J-N-O) 22,833 10% 30,554 11%    

SUPPORT POINT

アフェックスのサポートポイント
成功を確信させる事業計画書が融資の決めて

代々の産婦人科として地域で親しまれているG先生。少子化が進みより快適な環境で出産したいとのニーズが高まっているため、全室個室化やエステ室の新設などより高級感あふれる施設にリニューアル。事業計画書の作成方法をアドバイスしたところ、1%を切る低金利で資金調達ができました。その後、計画を上回る収益をあげることができ、順調に返済も進みほっとしたG先生でした。

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