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整形外科

 整形外科の場合、他の診療科目と比べて、診療スペースとリハビリスペースの2セクションが必要なため、50坪~80坪と必要面積も大きくなります。さらに、理学療法士や放射線技師など多数のスタッフや設備が必要なため、固定費が高くなる傾向があります。そのため開業当初は、低周波治療器などの物理療法の機械を購入しても稼働率が低いため購入を見送るのも一つの考えです。特に最近では、昔に比べて物理療法の点数が低くなったため、複数の理学療法士を配置し、厚生労働省の定める施設基準を満たし、リハビリステーション中心に行った方が収益性の高い診療ができます。

 開業当初は、患者さんが集まるか不安だったB先生ですが、理学療法士による積極的なリハビリが地域の評判を呼び、整形外科の目標とされる月平均外来患者数100人/日、単価3,200円を開業後5ヶ月で確保でき、順調なスタートを切ることができました。

整形外科の特徴

  • リハビリ通院の患者が多く、慢性患者が多い
  • 単価が低いため、多数の患者を集めることが必要不可欠
  • リハビリの充実度が評価される
  • 診断のレベルと後方病院との連携度が患者評価に多きく左右する
  • 診療面積が60坪以上必要で、多数のスタッフが必要なため固定費が高額になる
  • 寒い冬は患者が減る

Model Case

B整形外科・リハビリステーション

都内のベットタウンで開業したB先生。1人1人にあったリハビリを提供し、身体の機能的回復や自信の回復によって、再び生き生きと生活ができるようお手伝いがしたいと熱い想いをお持ちです。そのため、特にリハビリに力を入れたいと考え、理学療法士や作業療法士などリハビリの専門家を常勤させ、広いリハビリ施設を用意しました。診療所は、「ドクターズレント方式」(地主が新築し、賃貸する)により開業しました。将来は、通院が困難な方のため訪問介護も行いたいと考えています。

  金額単位:千円 ※戸建て70坪
※ドクターズレント方式:地主が建設するため、初期投資を抑えることができる
費用 資金調達
土地取得 0 自己資金 1,176
内装工事費 25,375 銀行融資 70,000
医療器機 30,400 リース 30,400
什器・備品 2,332 その他 0
開業準備金 1,176    
敷金 7,500    
運転資金 34,793    
総事業費 101,576 調達合計 101,576
経営数値 金額単位:千円
項目 開業1年目 開業2年目 開業3年目
金額 金額 金額
A 医業収入 86,163 100% 98,310 100% 119,688 100%
B  保険収入 85,194 99% 96,258 98% 117,584 98%
C  自費収入 969 1% 2,052 2% 2,104 2%
D 変動費(薬品・診療材料費等) 8,443 10% 11,353 12% 8,662 7%
E 粗利益(A-D) 77,720 90% 86,957 88% 111,026 93%
F  人件費(職員分) 9,931 12% 12,296 13% 21,931 18%
G 地代・家賃・駐車料 12,780 15% 12,780 13% 12,780 11%
H リース料 6,080 7% 6,080 6% 7,085 6%
I 広告宣伝費 1,400 2% 1,200 1% 1,150 1%
J 減価償却費 4,576 5% 4,360 4% 5,124 4%
K その他経費 24,038 28% 12,264 12% 12,574 11%
L 固定費合計(F~K) 58,805 68% 48,980 50% 60,644 51%
M 事業所得(E-L) 18,915 22% 37,977 39% 50,382 42%
N 所得税・住民税 5,952 7% 15,443 16% 22,090 18%
O 借入金返済額 5,697 7% 7,596 8% 7,596 6%
P 可処分所得(M+J-N-O) 11,842 14% 19,298 20% 25,820 22%

SUPPORT POINT

アフェックスのサポートポイント
適正な投資額で開業

開業するなら、最新の設備でと考えていたB先生。しかし、多額の初期投資は、経営を圧迫します。そこで、資金繰りが苦しくならない範囲での医療器械の導入をアドバイス。導入した際の収益を加味しながら医療器械や、必要なグレードを一緒に再検討。予定通り投資を回収でき経営も順調です。

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