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内科

 内科の中でも消化器気内科は特に競争が激しいです。さらに、内視鏡装置等、高額な医療器械が必要なため総工事費も高くなりがちです。開業の成否を決める大きな要因が開業場所です。専門性の高いクリニックの場合、遠方からも患者さんが来院しやすいよう交通の便の良い立地で開業することが大切です。

 A先生は消化器内視鏡の専門性をアピールするために、初期投資が大きくかかったため、不安を感じ多めの運転資金を確保してスタートしました。開業当初は、予定より少ない来院者数でしたが、先生の腕の良さが評判になり、開業5カ月目から収益ラインとされる月平均外来患者数20名/日、単価15,000円をクリアできました。

 開業半年で、やっと資金繰りに余裕もできやっとホットできたA先生。開業2年後には節税対策のため医療法人なりを行い、分院開設を目指しています。

内科の特徴

  • 全開業医数の6割を占め競争が厳しい
  • 診療圏は、半径1キロと狭い
  • かかりつけ医の性格が強いので患者の流動性が少ない
  • 生活習慣病の患者が多いため、再診率が高い
  • 専門特化したクリニックが増えている
     呼吸器内科・循環器内科・消化器内科・糖尿病内科等
  • 薬の依存度が高い・・薬価差益が少ないため、院外処方の方が経営的メリットが高い
  • 冬場の12月から2月がピークになる

Model Case

A内視鏡クリニック

都内の駅直下型の医療モールで開業したA先生。大腸内視鏡検査を通算20万例以上をこなした実績があり、「早期がん」を一刻でも早く見つけ、1人でも多くの患者さんを救いたいと熱い想いをお持ちです。そのため、得意の内視鏡の技術を全面にだしたクリニックをつくりたいと考えています。

  金額単位:千円 ※テナント40坪
費用 資金調達
土地取得 0 自己資金 3,378
内装工事費 15,116 銀行融資 62,800
医療器機 27,976 リース 24,520
什器・備品 1,667 その他 0
開業準備金 3,378    
敷金 5,555    
運転資金 37,006    
総事業費 90,698 調達合計 90,698
経営数値 金額単位:千円
項目 開業1年目 開業2年目 開業3年目
金額 金額 金額
A 医業収入 78,246 100% 116,004 100% 法人成り  
B  保険収入 76,599 98% 112,200 97%    
C  自費収入 1,647 2% 3,804 3%    
D 変動費(薬品・診療材料費等) 5,390 7% 9,274 8%    
E 粗利益(A-D) 72,856 93% 106,730 92%    
F  人件費(職員分) 11,754 15% 16,552 14%    
G 地代・家賃・駐車料 4,908 6% 4,908 4%    
H リース料 4,904 6% 4,904 4%    
I 広告宣伝費 1,193 2% 960 1%    
J 減価償却費 2,556 3% 2,300 2%    
K その他経費 1,738 2% 5,086 4%    
L 固定費合計(F~K) 27,053 35% 34,710 30%    
M 事業所得(E-L) 45,803 59% 72,020 62%    
N 所得税・住民税 19,570 25% 33,990 29%    
O 借入金返済額 0 0% 7,512 6%    
P 可処分所得(M+J-N-O) 28,789 37% 32,818 28%    

SUPPORT POINT

アフェックスのサポートポイント
専門性を活かせる立地

教育熱心な奥様の強い要望で、近くに有名私立小学校がある人気住宅地で自宅兼診療所を検討していたA先生。しかし、競合クリニックも多く、先生の専門性を活かせる地域でもなかったためご自宅とクリニックを分けて再検討をアドバイス。交通の便の良い場所で開業したことにより、遠方から多くの患者様が来院され経営も順調です。

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